MT2アーバーの引きネジの頭ですが・・・これは何度も何度も締めたり緩めたりしますので頑丈にしておきたい。
と言うことで、ちょっとばかし細工をします。
                                               
その二
あり合わせの19mm径ロット棒
で頭を作ります。
10mm六角レンチ用の穴を
放電ワイヤカットで切るための
プログラムを作ります。
オリジナルの引きネジ頭に被せます。
勿論、六角穴を合わせます。
ワイヤカット機で六角穴を切る。加工後、水を抜いた状態。
良い天気なので溶接屋さんへは偽CZ100で行く・・・寒い
溶接のついでに頭の部分に焼きを入れて
もらった。
何度使っても六角穴の部分が嘗めたり
はしない。
次に8mmTスロットナット(ネジ穴径は6mm)を作る・・このサイズはなかなか売っていない
あり合わせの12mm厚の鉄板をワイヤカット機で切り、穴を開けてネジを切る。
ロータリーテーブルのフランジを取り付けるためには4個の8mmTスロットナットが必要。
さらに、フライス本体で使うために4個作っておく。
8mmTスロット用の押さえ金具は
左端のような形状で、細い溝には
入らない・・・で先の部分を薄く切
った。勿論、放電ワイヤカット機で。
右側のクランプは別売のものを二セット
購入。
左は自作の8mmTスロットナット。
8mmと言ってもネジは6mm。
ロータリーテーブルを縦置きにするにはちょっとした改造を・・
オリジナルは左の10mmTスロット用の
ガイドが付いている。
これでは8mmのTスロットに当然入らない。
段付のガイドを作って設置する。
クランプは付属のもの。
こんな使い方もする・・・下に敷いた角材は放電ワイヤカット機で切り出した2度の角度の付いたもの。
こんな時にはロータリーテーブル付属のクランプは使えない。
で、上記のように別売のクランプの先を薄くした。
ロータリーテーブルのワークの押さえを改良する
@360度の目盛りを施されたリング状のもの
Aそのリング状の目盛りを止めてあるネジ(一個所)
Bロータリーテーブル本体


@のネジ一個所で止まっているリング状の目盛りを押さえで押さえるというのはチト頼りない。
万全を期すならBの本体の部分を押さえるのが妥当
と言うことで本体のところを押さえようとすると・・・
押さえが斜めになってしまう。
その三へ
放電ワイヤカットで切り出したもの。
左右2個必要。
(材料はキー材)
オリジナルは長穴だが、それでは前後に動くので
穴位置を正確にしてキッチリした穴に変更。
Tスロットナットを切っている間に次の段取りをしておく
放電ワイヤカット機で六角穴を切るための自動中心出しをしている動画です。
YouTubeに記載しました。
プログラムも中心から出発するようにしてあります。
         クリック
 
 
理屈としては、、
最初に大体中心のところにワイヤを持ってきます。
そこで中心出し機能スイッチを押しますと、先ず、
X軸プラス方向に端面出しします、次にX軸マイナス
方向に端面出しします、そして、距離の半分のところ
に戻ってそこからY軸プラス方向に端面出しします。
さらにY軸マイナス方向に端面出しして半分だけ戻っ
て、そこが穴の中心です。
inserted by FC2 system