懸案だったオイル漏れの修理
空冷のポルシェはオイル漏れがする。
昔乗っていた’76の911も5年くらいで車庫の床に一晩で50円玉一個くらいの漏れが
あった。
993(’96製)も確か5年くらいで漏れだしたような気がする。
そんなに古くないものはアンダーカバーがあるので少しくらいのオイル漏れがあってもアンダーカバーに溜まって下までは落ちない。
故に、多少のオイル漏れには気付かない。

実は、数回前の車検時から気がついていたのだが、ま、これくらいなら構わないだろうと
思いずっと先送りにしていた。
ところが今年辺りから、停止時に後ろの方から白煙が漂ってくるようになった。
左後輪辺りから、モクモクと・・

ま、暫く走り込むと煙は出なくなる・・マフラー(ヒートエクスチェンジャー)の上に溜まった
オイルが焼けて無くなるのだろう。

そうこうしているうちに一晩でかなりの量がマフラーの上に溜まるようになった。
こらぁ、アカン!
と言うことで、今回修理と言うことに・・
1976年製 911S
1996年製 カレラ
オイルの漏れている部分を出来るだけ特定出来るように
某所でスチームをかけてもらう。
その後、カート場まで走る
カート場で、エンジン下部のアンダー
カバーを外す
タペットカバーからは確かに漏れている
ただ、プラグ等電装品があるので、むやみにスチームをあてるわけにないかない。
例に漏れず、おきまりのタペットカバーから漏れています。
その後、、一ヵ月半ほど乗り、いよいよ修理を・・
右画像のマフラー(ヒートエクスチェンジャー)を外します。
その後、タペットカバーを外します。
プラスチックなので、熱や経年変化で反っています。
ゴムパッキンも堅くなっています。
左右2個を外します。
上にも左右2個のカバーがあります。
エンジンルームから取り外します。
通常、ディーラーの修理ではエンジンを降ろすそうですが、今回は何とかそのままで交換したい。
左側ですが、手が入らないし・・大変でした。
右側です。
パワステのユニットがあるから、先ずコレを
外します。
ところが、このユニット、外れません。
で、パワステを駆動させているタイミングベルト
を外さないと外れません。
さらに、パワステユニットの奥に付いている
カバーが・・尋常では外れない。
何とか外れました。
.いやはや、、大変です。
注文した部品は明日来る予定です。
続く
右画像、中央上に丸いパイプがありますが、
その右下に凹みがあります。
そこに漏れたオイルが溜まります。
兎に角工具も入らない・・で、6mmヘキサゴン
のボックス部に穴を開けました。
工具はポルシェ社が使っているのと同じ
ハゼットです。
タペットカバー下  2個
ゴムパッキン     2個
ボルト        22個
タペットカバー上  2個
ゴムパッキン    6個
ボルト       16個
上側のタペットカバー。
ガスケット      2個
オーリング      6個
ナット        12個
ボルト        6個
ナット        6個 
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合計 83,311円
エンジン内部?を垣間見る
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10年と8ヶ月で走行距離7万kmを少し上回っていますが、その90%がカート場(名阪スポーツランド)往復(約80数キロ)ですので、走行条件は悪くないはず。
途中、名阪国道を15分ほど走りますので、むしろ条件は良いように感じます。
で、これくらいの漏れで済んでいるのかも知れません。
チェーンカバーからはオイルが少し滲んでいるようですが、タペットカバーから多量に漏れている
のに比べれば、ま、このままにしておいても大丈夫でしょう。
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